東日本橋にあるオルタナティヴなショップです。時の枠を超えて愛着の持てる品々をご紹介します。        http://no-concept.net tel.03-5829-6113


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上流階級のためのボタンフック付き靴べら_1910〜30年代

珍しいボタンフック付きの靴べらです。
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SOLDOUT

古くて味わいたっぷりのイギリスのトラベルセットから発見された、こちらの靴べら。
最初靴べらの反対側にある謎のフックの意味がわからず、頭を悩ませていたのですが、ようやく「ボタンフック」と判明しました。パチパチ。

しかし「なぜ靴べらとセットなの?」と思う方も多いと思います。
その理由はズバリ、当時の靴の脱ぎ履きに必要なアイテムだったから。
1800-1900年当時は、現在の伸縮性のあるゴム素材やジッパーなどは存在せず、靴を留めるのは紐かボタン。
特に紐に比べ活動的かつ上品な印象を醸し出すボタンブーツの着用は、男女とも上流社会に生きる人のみに限られた贅沢の一つだったのです。
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     ↑ヴィクトリア朝(19世紀)の女性の靴の見本

ボタンフックは、そんな着脱という行為を、優雅で美しい振舞いに昇華してくれる特別なアイテム。
ボタンホールに差し込み、ボタンに掛け、そっとホールから通します。
現在の日本でも普遍の美学としてボタンブーツを愛用される方はいるようで、大塚商会さんのサイトでは、ボタンフックの使用法も含め、ボタンブーツの魅力が説明されていますのでご参照ください。
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↑1907年の大塚商会のカタログ

そこで、こちらのボタンフック付きの靴べら。
1921年にB.F.グッドリッチ(現グッドリッチ)社が「ジッパー」という商品名でオーバーシューズに採用し、量産〜普及したのが1930年代以降なので、それ以前のものだと思われます。
余談ですが、このジッパー(ファスナー)は、1891年に アメリカのホイットコム・ジャドソン氏が靴を履くのが面倒でジッパーを開発したのが起源とされています。やっぱり靴の着脱は面倒だったんですね。

余分な装飾のないシンプルなデザインで機能的なデザインです。
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実は、この靴べら部分の素材がわからず、
 「硬質プラスティックではないか」→いや、この時代にはこんな硬質なものはなかったはず
 「質感からして陶器ではないか」→重さと色のつきかたで疑問あり
 「時代から見てベークライトではないか」→質感が違う
 「水牛の角や動物の骨ではないか」→経年変化の付き方が違う
などなど、意見が分かれていますが、まだ結論は出ていません。
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ただ言えるのは、なんとも言えず愛らしいということ。
機能一辺倒なはずなのに、どこか“いじらしい”感じなのです。
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古いものだけに靴べら部分には強い黄ばみもありますが、表面はなめらかな陶器にようにスベスベで、硬質な感じも魅力です。

サイズは、長さ約21.5cm、幅3.5cm。
ボタンフックの部分は、壁に掛けるのにも便利ですよ。

他にも味のある古道具を取り揃えていますので、ご興味のある方はぜひお店を見にいらしてくださいね。【MAP
online shopもぜひご利用ください。
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by No_C | 2013-11-19 14:45 | モノのこと | Comments(0)